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Faculty of Advanced Science and Technology

先端理工学部

藤本 雄一郎(ふじもと ゆういちろう)

藤本 雄一郎(ふじもと ゆういちろう)
教員氏名
藤本 雄一郎(ふじもと ゆういちろう) 准教授
学位
博士(工学)
学歴
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 博士後期課程修了
専門分野
AR/VR
研究課題(長期)
AR,VR,HCIによる人のスキル獲得プロセスの解明,その再設計
研究課題(短期)
AR/VRアバター・エージェントを介したコミュニケーションスキルの訓練・支援システムの開発
AR作業支援システムのためのUIの開発

研究テーマ:AR/VRにより人を生きやすく

人が生きるのにはいろいろなスキルが必要です.勉強したり,仕事をしたり,何か作業したり,誰かと話したり,運動したり,料理したり,食べたり,寝たり.しかし,人それぞれで得意なことがあれば苦手なこともあり,各人の特性と必要なスキルのミスマッチが,人を生きづらくすることがあります.

本研究室では,拡張現実感(AR)とバーチャルリアリティ(VR)という技術を使って,人がよりよくスキルを身につけたり,何かを上手く行えるようにする方法,技術,システムについて研究することで,その生きづらさを解消したいと考えています.ARは,人と周りの環境の間に介在して,色々な形で人の生活や作業をサポートすることが可能な技術です.また,VRは,環境を上手くコンピュータで作成することで,現実世界に近い,時にはそれを超えた体験を提供することが可能です.

例えば,頭部に装着するディスプレイとARを使うと,現実世界の任意の位置に関連した情報(画像や動画だけでなく3Dモデルなども)を重畳表示できるため,今何をしなければいけないかを,非常に直感的にユーザに伝えることができます.うまく使用することで,特定のタスクの初心者でも,まるでエキスパートのようにふるまえることがあります.

また,VRを使うと,バーチャル環境で特定の行動を行った時の身体動作や表情や発話内容などを全て3次元的に記録しておき,それを事後的に再生したり,スローモーションにしたり,他視点から観察したり,まとめて分かりやすく可視化したりすることが可能です.これらは現実世界では困難なことであり,有効利用すると,人の特定のスキルを身につける効率を大幅に高めてくれるかもしれません.

AR/VR技術が,新しいものとしてアミューズメント的に耳目を集める段階はとうに過ぎました.本研究室では,これらを手足のように使い,次世代の人の生き方をより良くする研究を行っていきます.

  • ARを用いた点検作業支援システムARを用いた点検作業支援システム
  • VRを用いた面接訓練システムVRを用いた面接訓練システム

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