科学・技術・工学・数学を統合的に学修する「STEAM教育」の拠点。専門的な設備を利用するまでの導入施設です。初心者でも扱いやすい3Dプリンター、レーザー加工機などの簡易な工作機械を設置するほか、ものづくりの協同作業スペースを併設。セミナーやグループワークなどに適した「フリーエリア」と、簡単な作業などに適した「Fabエリア」も設置。イノベーションが生まれる学修環境をめざして設計しており、開放的で学生同士が交流しやすい空間が特色です。
キャンパス各所に学生の自主的活動のためのスペースを設置し、活動を「見える化」することで活性化を図ります。加えて本格的なものづくりの場である工作室や、高度情報処理実習室など学生活動を支えるさまざまなスペース間を、ICTを用いて接続し、高度なものづくりの実現につなげます。
ICTを活用するカリキュラムの整備に合わせ、瀬田キャンパスは、関西の私学でも有数の無線LAN環境を整備しました。教室やSTEAM版コモンズ、サテライト、スポットを無線環境でつなぐことで、いつでもどこでもアイデアを形にすることが可能となります。また、先端理工学部ではすべての学生がノートPCなどのデバイスを所有し、授業などの学内諸活動に活用します(BYOD:Bring your own device)。このため、学内各所にはPCを操作するための、コンセント付きハイテーブルなど、ちょっとした自習スペース「スポット」を整備します。
プロが実際に使用するカメラ、照明、デジタル処理端末などを用いて映像制作を学びます。
実空間スケールの実験環境で情報メディア技術の環境化(アンビエント化)を学びます。
NMRを用いて有機化合物の構造を簡単に確認することができます。
グラスウールの壁が雑音を吸収する防音室では、「音」に関する演習や実験ができます。
最大分解能5µmで生体硬組織や複合材料の内部構造をとらえ、詳細な可視化を実現します。
180台以上のPCを擁し、パーティションで自由なレイアウトができる部屋でプログラミングやCG制作、メディア処理など、さまざまな情報処理技術を学びます。
材料にX線を照射し、そこから放出される光電子を分析することにより、材料を構成する元素の種類、量を測定する装置です。
森林のなかのいろいろな高さで、気温や湿度、降水量などを測定し、生物を観察します。
最大倍率100万倍で、試料がどのような元素でできているかを調べることが可能な装置です。
有機物・気体に含まれる炭素・窒素・硫黄の安定同位体比を精密測定し、物質の流れを追跡します。
直線3軸と回転2軸の5軸制御により、複雑な形状加工が可能なNC工作機械です。
薪ストーブの燃焼実験をしています。実習や保全活動の拠点となる森のなかの実験室です。