先端理工学部は、R-Gap(Ryukoku Gap quarter) などを利用した学生の様々な自主的活動を応援しています。「STEAMコモンズ」は、学生による主体的な「ものづくり」、「デザイン」を通した学生間の交流、地域コミュニティとの連携を可能にする活動空間として2022年4月に開設。
文理問わず、誰でも科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アート(Arts)、数学(Mathematics)に触れる活動を可能にしています。 自主的活動やものづくりが可能な工作機器を備えた「Fabエリア」、英会話レッスンやキッチンを備えた交流活動ができる「Global Lounge &Kitchenエリア」で構成され、学生活動のみに留まらず、将来的には企業や地域の人々との連携も見据え、新たな価値観を創造する場となることを目指しています。
ICTを活用するカリキュラムの整備に合わせ、瀬田キャンパスは、関西の私学でも有数の無線LAN環境を整備しました。教室やSTEAM版コモンズ、サテライト、スポットを無線環境でつなぐことで、いつでもどこでもアイデアを形にすることが可能となります。また、先端理工学部ではすべての学生がノートPCなどのデバイスを所有し、授業などの学内諸活動に活用します(BYOD:Bring your own device)。このため、学内各所にはPCを操作するための、コンセント付きハイテーブルなど、ちょっとした自習スペース「スポット」を整備します。
プロが実際に使用するカメラ、照明、デジタル処理端末などを用いて映像制作を学びます。
実空間スケールの実験環境で情報メディア技術の環境化(アンビエント化)を学びます。
NMRを用いて有機化合物の構造を簡単に確認することができます。
グラスウールの壁が雑音を吸収する防音室では、「音」に関する演習や実験ができます。
最大分解能5µmで生体硬組織や複合材料の内部構造をとらえ、詳細な可視化を実現します。
180台以上のPCを擁し、パーティションで自由なレイアウトができる部屋でプログラミングやCG制作、メディア処理など、さまざまな情報処理技術を学びます。
材料にX線を照射し、そこから放出される光電子を分析することにより、材料を構成する元素の種類、量を測定する装置です。
森林のなかのいろいろな高さで、気温や湿度、降水量などを測定し、生物を観察します。
最大倍率100万倍で、試料がどのような元素でできているかを調べることが可能な装置です。
有機物・気体に含まれる炭素・窒素・硫黄の安定同位体比を精密測定し、物質の流れを追跡します。
直線3軸と回転2軸の5軸制御により、複雑な形状加工が可能なNC工作機械です。
薪ストーブの燃焼実験をしています。実習や保全活動の拠点となる森のなかの実験室です。