宮武 智弘(みやたけ ともひろ)

宮武 智弘

教授|博士(理学)|立命館大・院・理工

専門分野
有機化学、超分子化学
研究課題(長期)
機能性分子集合体の構築
研究課題(短期)
集光アンテナのモデル構築・リポソームを用いたセンシングシステムの開発

研究テーマ:生体機能性分子の自己組織化

生体内の分子は集まって複合体を形成することによって、優れた機能を発揮することが多く見られます。こうした生体分子システムの構造や機能を模倣することは、これまでにない新しい機能を持った材料を生み出す可能性を秘めていると同時に、環境にもやさしい製造プロセスの開発につながると期待されています。本研究室では、①光合成の集光アンテナ、②細胞のモデルとなるリポソーム系を対象とし、生体系に見られる分子同士のつながりを理解し、その構造や機能を模倣した 人工のシステムを構築することを目指しています。

  1. 集光アンテナのモデル構築: 光合成生物は光を効率よく吸収するためにたくさんのクロロフィル分子が集まって「アンテナ」と呼ばれる集光器官を形作っています。本研究室では、新規なクロロフィル誘導体分子を合成し、その自己集合体の超分子構造とエネルギー移動過程を調べることによって、人工集光アンテナ系の構築を目指しています。
  2. リポソームを用いたセンシングシステムの開発: リポソームは脂質分子が集まってできた分子膜によるカプセル状の構造体で、細胞のモデルとしても利用されています。本研究室ではポリペプチドがリポソームの分子膜を透過する現象を利用して、酵素反応をモニタリングするシステムを開発しています。さらに、これを化合物のセンシングや酵素阻害剤のスクリーニング等へ応用することを目指しています。

クロロフィル誘導体の自己集合体

クロロフィル誘導体の自己集合体

ポリペプチドの膜透過を利用した酵素反応のモニタリングシステム

ポリペプチドの膜透過を利用した酵素反応のモニタリングシステム

このページのトップへ戻る