機械・ロボットの設計を行うためには、それがなぜそのような構造をしているのかを理解する必要があります。本講義では、体重計やエンジンなどを分解したり観察したりすることで、機械構造物の基本的な原理を理解します。また、自分で考えながらロボットの製作や制御を行うことで、ロボットの仕組みを体験的に理解します。ペットボトルロケットの実習では、グループでの討論を通じ、より遠く飛ばせる方法を考えながらロケットを製作し、さらに実際に飛ばして飛行距離を評価することで、工学的な考え方を身につけます。
将来の航空機や宇宙飛行体を環境に優しい・安全なものにするために、さまざまな新しい技術が開発されています。このような技術の開発には、飛行体の周りを流れる「流体」の様子を理解することが必要です。このような学問分野を「流体力学」といいます。当研究室では、「流体力学」をキーワードとして、コンピュータを利用したシミュレーション、高速風洞実験、飛行実験をJAXAなどと連携して行い、将来の新しい飛行体のための技術開発をめざしてます。