私は応用化学課程で有機物について研究し、将来は化学分野で活躍したいと考えています。ただ、卒業後は大学院への進学か、就職か、迷っていたことから、理工インターンシップに参加することにしました。実際の社会や企業の様子、仕事を体験すれば、明確な答えに辿り着けるのではと考えたからです。受入企業の株式会社日吉は、分析・測定を軸に、施設管理や環境保全など多岐にわたる事業を展開しています。10日間の実習で、すべての事業を体験させていただきました。分析・測定すれば完了ではなく、結果を基に課題解決や新たな提案をおこなっていること、上下水施設の水質検査をはじめ大半の分析・測定が法に準じ、環境はもちろん、人の命も守っていることを学び、学修との関連性や研究の重要性も認識できました。また、社員の方々を見て、責任感と緊張感を持って仕事に取り組むことが、企業や社会、そして自分への信用に不可欠だと知ることができたこともよかったです。