
藤田 和弘教授
[専門分野]
画像工学、教育メディア科学、メディア・フォレンシック
データサイエンス・機械学習・深層学習などの知能分野、情報システム・ネットワークシステム・プログラミングなどの情報分野、画像メディア・音声メディア・言語メディアなどのメディア分野を総合的に学ぶ教育プログラムを展開しています。また、学修のプロセスとして、体験的な学修の後、講義で理論を学び、実習・演習で気づきを得るようにしています。例えば、1年次の体験的な学修としては、「メディア処理基礎」という授業で、BYODのノートパソコンをつかって、ImageJによる画像解析、Praatによる音声解析、PythonとKerasによる画像識別などをテーマとして扱っています。現在、高等教育では、Society5.0の到来、従来の知識伝達型教育の限界から、学ぶ内容と学び方の変革が求められていますが、BYODとオンデマンド教材などによる効率的な学修、学ぶ力・探究心の育成、卒業研究での大きな達成感を意識した教育を展開しています。
柴田 夏生さん
理工学部 情報メディア学科 4年生(滋賀県立長浜北高等学校 出身)
耳に残る楽曲や警告音などに興味があり、特定の場所に音を届けるエリア再生や、雑音を抑えて音声信号を強調する音源分離、周囲の環境を判定するシーン分類といった、音声・音響信号処理の研究を行う片岡研究室を選びました。私の研究テーマは雑音の抑圧処理です。研究をとおして、音声品質の評価は数式の計算値だけではなく、人を対象とした実験による主観的な評価も加味する必要があるということに気づきました。また、数学を主軸にさまざまな分野の知識を基礎とし、多角的な視点から物事をとらえる姿勢も大切だと学びました。