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Faculty of Advanced Science and Technology

先端理工学部

環境科学課程

  • 生態学に立脚した自然への理解と環境工学的な課題解決アプローチを学修し、環境問題に対して創造的に課題解決法を提案できる人材を育成します。

    講義紹介

    環境科学課程

    菊池 隆之助 教授

    菊池 隆之助 教授

    [専門分野]
    環境科学、環境工学、環境政策

    自ら設定した問題と向き合い4 年間の大学生活を締めくくる

    「特別研究」では、学生が自ら問題意識をもって一つの研究テーマを設定して考察・実験・探究に主体的に取り組み、その成果を卒業論文としてまとめます。卒業論文の執筆、発表をとおして、先端理工学部での学びの総仕上げを行います。

    自ら設定した問題と向き合い
4 年間の大学生活を締めくくる

    大学での学びを総括する4年間の集大成

    「特別研究」は大学 4 年間の学修 ・ 探究の総括として取り組む、いわば卒業制作です。学生は自ら研究テーマを設定し、1 年がかりで成果発表に向けて準備をします。私のゼミは「環境学における芸術・科学の融合」を重要テーマの一つとし、環境学の立場から芸理融合( 芸術と科学の融合 )にチャレンジしています。所属する学生には、ほかと重複しない、特徴ある分野・テーマを選択するよう推奨しています。

    社会課題解決の鍵は異なる知の融合にある

    「特別研究」では独創的なテーマを掲げると同時に、社会や人々の生活に役立つ研究を行ってほしいと思います。「音・音楽」を例に考えてみましょう。音は環境や聞き手次第で騒音にも芸術にもなり、その判断基準は非常に感覚的なものです。音の不快・快適を分ける差異について研究がすすめば、社会全体で騒音公害を減らせるかもしれません。また近年では「ガンマ波サウンド」と呼ばれる音が認知症予防に有効であるとわかってきています。これを用いて作曲などを行えば、認知症患者の増加抑制につながる可能性があります。芸術×環境学のように、まったく異なる分野の融合は、私たちに探究を促すだけでなく、今までにない課題解決策を提示してくれます。

    学問の垣根を越え現代のダ・ヴィンチに

    学問の追究というと、一つの分野を掘り下げるイメージかもしれません。しかし本来学問とは、分野横断的なものです。《 モナ ・ リザ 》で名高いレオナルド ・ ダ ・ ヴィンチは、解剖学、植物学、天文学など、画業以外でも多数の業績を残しています。学問を個々に独立したものととらえるのではなく、他分野とも横断して追究することで、豊かな創造性、柔軟な思考力が得られるはずです。幅広い教養と視野を身につけ、現代のダ ・ ヴィンチ的存在となって社会に羽ばたいてほしいと切に願います。

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    Laboratories 研究室紹介

    環境科学課程 岸本 圭子 研究室

    佐々木 善英さん

    大学内のクモ群集を調査し周辺環境との関係性を解明する

    佐々木 善英さん

    先端理工学部 環境生態工学課程 4年生(愛知県立松蔭高等学校 出身)

    昔から昆虫が好きで、昆虫生態学を専門とする岸本先生の研究室に所属しています。現在は、大学内に生息するクモの種数や個体数、それらの季節ごとの変動について研究を行っています。クモが周辺環境とどのような関係をもって生息しているのか、知れば知るほど興味深く、大学の周辺環境を生態学的な視点から見るおもしろさを感じています。明確な答えが存在しない生態学という学問を学ぶなかで、自分の考えをもって物事に臨む姿勢が身につきました。研究活動がより充実したものとなるよう、今後も積極的に挑戦を重ねていきます。

    [その他の研究室テーマ]

    • 環境核酸分析による生物多様性評価技術の開発
    • 生態系変動予報の開発
    • 科学分析による環境とヒトの関わりの歴史の検証
    • 健全な都市水循環システムの構築
    • 熱処理による廃棄物の再資源化技術の開発
    • 発展途上国向け環境評価に関する簡易手法の開発

    ※2025年4月、「環境生態工学課程」より名称変更

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