
張 陽軍教授
[専門分野]
電磁波工学
あらゆるものをつなげるIoT(Internet of Things)技術、人工知能(AI)技術の急速な進歩に伴って、産業界のみならず、私たちの社会全体に大きな変革が起きています。そんなIoT・AIの時代を迎えた今、さまざまな分野で求められているのが、最新の通信機能を備えた機器やそれらを使いこなす技術です。本研究室では、センシング技術や通信デバイス、ネットワークシステムなどの基礎知識を学び、学生自身が設計するデバイスを自らの手で検証します。さらに学内にある最先端の実験設備を活用して、確認実験やテストを実施。このような多様なプロセスを繰り返しながら、通信ネットワークにおける技術や知識を着実に身につけていきます。このプログラムに参加する学生には、情報やエネルギーの伝送に必要なデバイスや手法の研究・開発を通じて、ハードとソフトをつなぐ技術を手に入れ、社会のニーズに応える知見を備えた人材に育ってほしいと考えています。
川村 大樹さん
理工学部 電子情報学科 4年生(大阪府 関西大倉高等学校 出身)
酒田研究室を選んだのは、ヒューマンインタフェース・インタラクションに含まれる拡張現実のARや仮想現実のVRの技術に関心があったからです。ゼミ入室当初は専門知識に乏しかったため、多くの論文を読んで先行研究を知り、各内容を簡潔に整理しました。その過程で身につけた知識や、統計による情報整理の方法は、卒業論文制作でも大いに役立ちました。私は、自らのVR体験から得た知見をもとに、「皮膚表面冷却による仮想環境利用時に発生するVR酔いの緩和」というテーマを立てて研究しています。