
酒田 信親 准教授
[専門分野]
ヒューマンインタフェース・インタラクション
現代はスマホ社会です。普段何気なく使っているスマホのアプリやインタフェースを通じて、私たちはひと昔前では考えられないほどの大量の情報やサービスを享受しています。しかし、このスマホの操作は果たして万人にとって快適なものでしょうか。その問題に応えるために、バーチャルリアリティ(VR)や拡張現実感(AR)などを使って、もっと人間を中心に据えたインタフェースはないかと研究しています。特に、スマホのタッチスクリーンの普及で有名になった五感に働きかけるインタフェースとよばれるNUI(Natural User Interface)に焦点を当てて、人間にとってより自然な動作で、より直感的に操作できるインタラクションデザインを研究対象にしています。人それぞれの身体感覚の違いを埋め、より快適な視覚的世界を提供するために、カメラ付きヘッドマウントディスプレイ(HMD)と拡張現実感(AR)を使った実験開発を行うなど研究の範囲は多岐にわたります。
森本 蓮さん
理工学部 電子情報学科 4年生(広島県 崇徳高等学校 出身)
大学で専門的に学んでいる電子デバイスや情報システムなどの開発に関する分野と医療分野の組み合わせ方に興味があり、「人工知能を使用したがん細胞の解析」を卒業論文のテーマに掲げて研究を行っています。初めて自力で一からプログラミングに取り組んだため時間がかかり、思うようにすすみませんでしたが、苦戦の末に成功したときは、言い尽くせないほどの達成感に包まれました。自分が好きなことを存分に追求でき、困っても相談すればすぐに先生が対応してくれる環境だからこそ、研究活動に専念できています。