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Faculty of Advanced Science and Technology

先端理工学部

菅谷 至寛(すがや よしひろ)

菅谷 至寛(すがや よしひろ)
教員氏名
菅谷 至寛(すがや よしひろ)教授
学位
博士(工学)
学歴
東北大・院・工
専門分野
知能情報工学、並列分散処理
研究課題(長期)
人を助ける知能情報システム
研究課題(短期)
画像およびセンサ情報を活用したナビゲーション

研究テーマ:案内板を利用した屋内ナビゲーション

皆さんは道に迷ったことはありませんか?知らない場所に行きたいときのルートを知らせてくれたり、自分の現在地がわかるなどといったナビゲーション技術は、今日のスマートフォンの普及とともに身近となり、誰もが使ったことのある技術であると言えるでしょう。

ナビゲーションに必要な要素は主に2つ挙げられます。1つ目は現在地を特定するために必要な位置推定、2つ目はデジタル化された地図データです。屋外では測位衛星を用いて正確な位置情報を取得することができ、地図データも様々な会社によって提供されています。一方、屋内環境では建物の壁や天井などに衛星からの信号が阻まれてしまうため、正確な位置情報を取得することができません。また屋内のデジタル地図データは、まだ限られた場所のみにしか存在しないという現状にあります。これらの理由から屋内ナビゲーションはいまだ普及していません。この問題点を解決するために、屋内ナビゲーションに関する様々な研究が世界でも多く進められています。

私たちの研究室では、スマートフォンのカメラで撮影した地図を含む案内板をディープラーニングによる画像認識技術を活用して解析し、スマートフォン内のセンサによって屋内ナビゲーションを行う技術を研究・開発しています。これは測位インフラ整備などのコストや地図データの不足といった問題点を解消するようなシステムとなっています。

また、カメラ画像やセンサ情報を使って人が何をしようとしているのかを推定し情報を提供するシステムの開発や、これらのシステムに必要な、画像認識などの基礎技術の研究開発を行っています。

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