- 教員氏名
- 岸本 圭子(きしも とけいこ)准教授
- 学位
- 博士(人間・環境学)
- 学歴
- 京都大・院・人間環境学
- 専門分野
- 昆虫生態学
- 研究課題(長期)
- 温帯から熱帯まで様々な環境下に生息する昆虫の種間相互作用と群集の環境への応答様式の解明
- 研究課題(短期)
- 昆虫と植物やその他の生物との相互作用と食物網に関する研究、 気象変動や人為活動などの攪乱が昆虫の群集構造や動態に与える影響、日本産昆虫のDNAバーコーディングライブラリの構築
現在地球上ではかつてない速度で生物種が絶滅しており、生物群集や生態系にも大きな変化が生じています。地球上の生物種の半数以上を占める昆虫は、様々な生態系において、ほかの生物や環境と相互に作用しながら生物群集・生態系を支えている重要なグループです。にもかかわらず、それらの群集の成り立ちについてはわかっていないことが多いのが実情です。今後ますます加速すると予想される生物多様性の劣化や生態系機能の低下を理解し、それを食い止める方策を講じるためには、昆虫がかかわる生物群集の構造特性や生態系における役割などの実証データの集積が急務であり、野外調査と昆虫標本を使った調査を中心に研究を進めています。