- 教員氏名
- 三木 健(みき たけし) 教授
- 学位
- 博士(理学)
- 学歴
- 京都大・院・理
- 専門分野
- 数理生態学、微生物生態学
- 研究課題(長期)
- 生態系の安定性の決定機構の解明と応用
- 研究課題(短期)
- 生態系機能の安定性の定量化技術の開発
地球上には、数十メートルを超える巨木群、色とりどりの花々や虫たち、大小さまざまな魚たちなど多種多様な生き物に満ち満ちています。そしてこれらの生き物たちが折り重なって、サンゴ礁、湖、森林等の美しく多彩な生態系を形作っています。しかし私たちが肉眼で見ている世界は複雑な生態系のほんの一部に過ぎません。数十億年前に最初の生命が誕生した時から現在まで、地球上のさまざまな生態系は目には見えない「微生物」に支えられています。このような複雑な生態系の歴史的な移り変わり(=進化)の方向性や環境変動に対してその変動を吸収し一定のふるまいを続けることができること(=安定性)の仕組みはよく分かっていません。私たちの研究室では、DNAメタバーコンディング技術や表現型マイクロアレイ解析などの新しい微生物調査テクノロジーと、数学や統計学、計算機を利用したモデリングアプローチを組み合わせることで、微生物と生態系のかかわりの解明に挑戦しています。