- 教員氏名
- 岸本 直之(きしもと なおゆき) 教授
- 学位
- 博士(工学)
- 学歴
- 京都大・院・工
- 専門分野
- 水質システム工学
- 研究課題(長期)
- 健全な都市水循環システムの構築
- 研究課題(短期)
- 新規促進酸化処理法の開発と適用、排水からの資源回収技術の開発、高度 水処理技術の開発、湖沼や河川の汚濁機構解析
当研究室では「健全な都市水循環」をキーワードとして水環境問題に取り組んでいます。「健全な都市水循環」とは、淡水域の自然環境や親水機能を保全・創造することに配慮し、水の質と量を考慮した地域水循環系のことです。そこでは自然環境への負荷を最小限に抑えつつ、快適な生活空間を実現するのに必要な水を、質・量の面から確保することが要求されます。負荷を最小限にするためには、自然環境へ排出する排水の高度処理技術を開発することはもちろんのこと、自然水の取水を最小限に抑える水の再生利用システムの普及が不可欠であり、目的に応じた集水・配水・排水システムを流域単位で最適化しなければなりません。当研究室ではこの「健全な都市水循環」を構築するために必要な様々な要素技術(水の高度処理技術、水の再生利用技術、湖沼や河川 の水質改善技術)の開発に取り組んでいます。