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Faculty of Advanced Science and Technology

先端理工学部

龍谷大学周辺(龍谷の森、文化ゾーン)の哺乳類と鳥類の調査多くの動物と出会い、
研究の基礎も身についたフィールドワーク

「文化ゾーン」では初となる鳥類調査にも挑戦

私たちメンバーは、動物について研究するために環境生態工学課程を選んだので、プロジェクトリサーチは自分たちで自由に動物を調査できる、卒業研究にも繋がる絶好の機会でした。まず、私たちのアドバイザー教員(環境生態工学課程)をはじめ、多くの同課程の先生方にフィールドワークの方法などをヒアリング。「龍谷の森」での哺乳類の調査に加え、メンバーの一人が鳥類の研究を希望していたことと、瀬田キャンパスから近い「びわこ文化公園」では鳥類の調査実績がないと先生に伺ったことから、園内の「文化ゾーン」で鳥類の調査もおこなうことにしました。

仮説、検証といった研究サイクルを実体験

調査については、先生方のアドバイスに加えて、環境省発行のガイドブックや生態調査に関する論文などを調べ、私たちなりの方法を検討して実行しました。「龍谷の森」では哺乳類が集まると仮説を立て、水場を中心にセンサーカメラを設置しましたが、確認数が少なかったため、森をよく観察すると入り口や駐車場で糞などの痕跡を発見。そこにカメラを設置したところ様々な動物を数多く観察できました。人工物エリアに集中することは意外でしたが、仮説、観察、検証、考察といった研究に重要なサイクルを体験できたことは、卒業研究にも活かさせると思います。「文化ゾーン」では、デジタルカメラ、双眼鏡、レコーダーを使い、目視、鳴き声の聞き取りによって鳥類を調査。鮮明な画像や音声をとること、それを元に種類を同定することが思った以上に難しかったのですが、鳥類調査でも研究の基礎を身につけることができました。

卒業研究の目標が定まり、今後の課題も発見

調査の結果は、龍谷祭のポスターセッションで多くの人に見ていただくことができました。来場者へ内容の説明もおこなったのですが、専門用語をかみくだき、わかりやすく伝えることの難しさと大切さを実感。これから研究者、社会人になる上でも重要な要素になるのでスキルを磨いていきたいです。
プロジェクトリサーチを通じて、もっとも成長した点は、「自ら考え行動すること」です。また、アドバイスや情報収集のために多くの先生方に話を伺い、研究内容にも触れられたことで、改めて卒業研究や将来について考え、目標が定まりました。
フィールドワークをサポートいただいた研究室の先輩からは「自由に研究・調査ができて羨ましい。自分たちもやりたかった」と何度も言われるほど貴重な経験ができて本当に良かったし、後輩たちにもプロジェクリサーチで成長を実感することをおすすめします。


プロフィール 田中 香帆

田中 香帆

先端理工学部 環境生態工学課程

大阪・府立三島高等学校出身

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