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Faculty of Advanced Science and Technology

先端理工学部

瀬田キャンパスの3Dモデル化単独で成し遂げたことで得た
自信とスキルアップ

自らのプロジェクトリサーチで大学に貢献を

「自分の好きなことにチャレンジできる」、これがプロジェクトリサーチに参加した理由です。①専攻する3Dのスキルや知識を活用でき、②龍谷大学の役に立ち、③多くの人に見てもらえる、この3点からテーマを考え、瀬田キャンパスを3D化することに決めました。初めは校舎を一棟一棟、CGで制作しようと考えていましたが、私のプロジェクトリサーチのアドバイザー教員(知能情報メディア課程)から「時間がかかり過ぎるので、3Dスキャンを活用してはどうか」とアドバイスを受けました。私には3Dスキャンという発想はなかったので、すぐにスマホのカメラなどを使って身近なもののスキャニングと生成にトライしました。さらにドローンで瀬田キャンパスの樹心館を空撮し、「STEAMコモンズ」の3Dプリンターで立体化したり、PC上でモデルを生成したりした後、本格的な作業に移りました。先生のアドバイスで内容が深化したことはもちろん、このフィジビリティスタディ(プロジェクトなどが実現可能か事前に調査・検討)によって、プロジェクトを円滑に進めることができたと思います。

発見した課題を一つひとつ確実にクリア

瀬田キャンパスの3Dモデル化を完成させるにはキャンパスすべてを空撮する必要がありました。事前の検証で、晴れた日に空撮すると建物に影が入ること、また太陽光が反射して建物のエッジなどが鮮明に出てこないことでモデルの精度に影響するという課題を発見していたことから、夏季休暇中の曇りの日を狙って空撮しました。校舎一棟に対し7,000枚近くの画像が必要であり、それをPCに取り込んで精細なモデルを生成していくには時間を要し、360度自由な角度に動かす上での動作がスムーズにいかないなど苦労もありました。しかし、その分、3Dモデルのスキル、知識は数段アップし、現在の卒業研究にも活かされています。

多くの人との繋がりを持てることも魅力

私はモデル生成などに集中して取り組みたい、一人で何かを成し遂げたい、という気持ちから個人でプロジェクトリサーチに挑みました。時間や作業面での大変さも感じましたが、大きな達成感を得ることができました。大学に貢献したいという目標についても、完成した瀬田キャンパスの3Dモデルをオープンキャンパスで活用いただいただけでなく、今後大学のホームページへの掲載も検討いただけるようです。また、一人で黙々と取り組んだのではなく、アドバイザー教員をはじめ他の先生方にも相談でき、「STEAMコモンズ」で作業をしているときには、いろんな学科・課程の先輩や友人が声をかけてくださり質問ができるなど、多くの方に支えられ取り組む結果となりました。交流や視野を広げられたこともプロジェクトリサーチの効果・魅力だと実感しています。だからこそ、これからプロジェクトリサーチに挑む後輩の力になりたいので、何でも聞いて欲しいです。


プロフィール 宋 文澤

宋 文澤

先端理工学部 知能情報メディア課程

中華人民共和国出身(留学生)

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