私たちの社会生活の中において、情報の役割は、飛躍的に高まっています。このような情報化社会を支える基礎となる技術が、コンピュータとエレクトロニクス、インターネットおよびその応用技術です。電子情報学科では、「コンピュータ・システム」「情報処理」「通信工学」「インターネット技術」「エレクトロニクス」など、情報工学や電子工学分野の基礎から実践的応用までを系統的に学び、小集団での実験・実習を積み重ねて基礎理論の理解と応用力を養っていきます。これによって、コンピュータシステムやネットワークシステムの開発も手がけることができる、情報化社会を担う開発・利用のシステムエンジニア、スペシャリストや研究者を育成します。
このため、基礎教育面では、優れた専任スタッフによる幅広い分野の講義と、演習・実験・実習を中心とした実践的能力の養成をおこないます。たとえば、コンピュータの実習では、1年生から3年生まで、最新鋭のコンピュータシステムとネットワークを活用した実践的な講義がおこなわれ、インターネットの仕組みや構成、プログラミングから自分で設計する応用コンピュータシステムの構築などを行ないます。セミナーや特別研究では、卒業後の予定進路によって電子情報基礎グループ、情報処理機構グループ、情報システムグループにわかれ、学生の自発性や創造性を発揮するための訓練に重点をおき、徹底的なマンツーマン教育指導を行ないます。
21世紀は、コンピュータ、ネットワークが複合して新たなメディア技術が花開く社会です。このような社会において必要とされる基礎技術を学び、卒業後は、産業界での開発・研究エンジニアを始め、官公庁、情報・通信・メディアサービス業などあらゆる分野での活躍が期待されます。