番 貴彦(ばん たかひこ)

番 貴彦

助教|博士(工学)|奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科

専門分野
半導体工学
研究課題(長期)
抵抗変化材料を利用した脳型デバイスの作製
研究課題(短期)
自己修復型抵抗変化素子の作製
各種脳機能を模した回路の設計

研究テーマ:人間の脳を模した次世代記憶デバイスに関する研究

我々の社会はスマートフォンなどの情報機器が発達し、より便利に高度に進化しています。しかしその一方で我々の扱う情報量は膨大に膨れ上がり、同時に複雑化しています。これからもよりよく社会を発展させていくには膨大な情報を記憶するデバイスや、複雑化した情報を処理するデバイスが必要となってきます。当研究室では人間の脳を模したデバイスを作製することで、より高度な情報処理機能を持たせた次世代の記憶デバイスの作製に取り組みます。
人間の脳内の神経回路はニューロンと、ニューロン同士をつなぐシナプスで構成されています。シナプスは刺激が与えられるとニューロン同士をつなぎ、逆に刺激が無いとつながりが弱くなります。このシナプスを模倣する回路として抵抗変化素子が注目されています。抵抗変化素子は金属酸化物を金属で挟んだ単純な構造を持っており、電圧の印加により抵抗が変化する記憶素子です。当研究室では刺激が無いとシナプスが弱まることの模倣として、弱い刺激だけでは抵抗変化が元に戻る素子を作製します。具体的には抵抗変化素子に一部のコンデンサが持つ自己修復能力を付与することで、一度抵抗が低くなっても、時間をおけば元に戻るような素子を作製します。

図 シナプスと抵抗変化素子の模式図

図 シナプスと抵抗変化素子の模式図

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